2回目の来訪。ハシリドコロ、ユキワリイチゲの開花

その前に・・・
黒岳の男池滝から歩いて男池迄行き、ユキワリイチゲとかアズマイチゲ、ハルトラノオを撮影しようと思い立ち、男池滝の駐車場に行って見たが、昨年同様、通行禁止になっていた。

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九州横断道路脇のコブシ(5分咲き)を見ながら黒岳方面に車を飛ばす。


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青空に純白のコブシの花。早春の飯田高原を祝うかのように咲き乱れる。


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滝への階段に通行禁止の看板が・・・・・・


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残念、トラロープが張られています。まだ遊歩道は整備されていないのです。

引き返して、飯田高原北西の端、ハシリドコロ、ユキワリイチゲの自生地の方へ行くことにした。



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「私、山菜だから食べられますよ」と誘惑して来そうな雰囲気のハシリドコロ。しかし、良く見ると紫色の毒々しい花が隠微に咲いていて、旨そうに見えても、強力な毒草です。

娼婦の赴きも有りますが、かすりの着物を着た清楚な若い女性にも似た雰囲気が感じられて、何も知らなければ食べてしまいそうです。


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短時間ですが、強烈な日の光が林内に差し込み、軟弱なハシリドコロが強烈に浮かび上がる。今が花の時期として最適な時期です。


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ハシリドコロ全体はとても軟弱で、茎や葉は直ぐに折れたり傷ついたりします。


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じーっと見ていると、瑞々しく軟らかくて、旨そうで、とても危険な植物。素手で触りまくると毒素が手にこびりついてしまい、「顔が痒い」などと言いながら顔をこすると、目に毒素が入り込み瞳孔が開いて目が眩しくなります。


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疎林内を3000歩も歩いて、アズマイチゲを探すが、どうしても見つからない。まだ開花していないので、絶滅したかもしれない。

仕方なく、アズマイチゲを探すのは諦めて、付近にユキザキイチゲが無いか懸命に探す。半日蔭で適度な湿気がある場所にユキザキイチゲが見られる事が多い。


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3m四方に、斑入りの
特徴的なユキザキイチゲの葉が密生していました。その中に、ただ一輪だけ薄紫色のユキザキイチゲがの花が開花していた。

今時期の黒岳登山道、カツラノモト等に良く咲いているユキワリイチゲの花。アズマイチゲの様に純白でも無し、幾分アズマイチゲよりも上品さに欠けますが、見つけた時は嬉しい。


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これか4月上旬まで咲き続ける。


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日差しの強い林内での草花の撮影は、白い花の部分が露出オーバーになりやすく、使い物にならない写真も出来て来る。


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ハルトラノオ。


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シロバナネコノメソウ。茎に細毛が有ります。


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雑木林の状態。


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クロモジの花。枝を折って匂いを嗅いでみる。かぐわしい良い香りがします。


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生け花に良いです。疎林内を歩いていると良く目につく。

クロモジの花を撮影して帰る事にした。この辺りの疎林内を歩いてアズマイチゲを探しても良いのですが、まだ花の咲く時期が来ていないかも知れません。

また、出直す事にする。今日は、約5000歩いた・少々疲れました。

遊ぶ時間が有り余るほどある訳では無いが、これも運動体力づくりの一環としている。屋外に出て歩き回る事は、ある程度の意識を持っていないと中々続きませんが、趣味を持って行えば「今日はヨダキーナー」と成り難いです。

          ・・・・・・・・・・・・・・終わり・・・・・・・・・・・・・